着ぐるみ製作とキャラクター制作のESW

8.着ぐるみの重さや材料は?<スタンダード系>

ボア仕上げの一般的な着ぐるみの重量は全体で7〜10kgです。
発泡スチロール製の頭部の重量は約4〜5kgありますが、中の人の肩で支えるのでさほど重く感じません。
頭部負担の軽減には、重心となる人の頭の位置がポイントとなります。

着ぐるみ素材

 <発泡スチロール>
原料となるポリスチレンの比重は1.05あり、これを用途に応じて数十倍に発泡させているのが発泡スチロール。
広く使われているのが比重0.011~0.015程度、重いもは0.02~0.03程度ある。
よって1m3あたりの重量は11kg〜30kgあり、梱包用(約50倍発泡)は21㎏程度とされる。
着ぐるみ製作では、頭部に1m3の90倍発泡のスチロールの固まりを使用するケースが多く、内部くりぬき後の重量は約4〜5kg。

着ぐるみ素材

アクリル繊維はアクリロニトリルを主原材料にした合成繊維。
ちなみにboaは「婦人用毛皮または羽毛製襟巻き」の意。

 <アクリルボア>
着ぐるみ製作では、表面の仕上げ生地として多く使われています。
触ると柔らかく、すべすべしていて心を和ませてくれます。ボアの毛足は、3ミリ、6ミリ、10ミリ等があり、キャラクターのデザインイメージに合わせて選びます。
アクリルボアは火に弱いので、着ぐるみの近くでは火気厳禁です。
その他、ぬいぐるみに使われるような巻き毛のボア素材や化繊やデニムといったボア生地以外を使用する場合もあります。

着ぐるみ素材

 <硬質ウレタン>
独立気泡構造なので、水や水蒸気の浸入に対する抵抗が強いなどの特徴があります。
着ぐるみ製作では、ブーツや頭部形成の素材として多く使われています。

着ぐるみ素材

 <軟質ウレタン>
軽く、柔軟性に富み、すぐれたクッション性、保温性、緩衝性、吸音性などの特性があります。
着ぐるみ製作では、主にボディの形成素材として使用されます。クッション性や緩衝性があるので、子供がぶつかっても衝撃が吸収できる、いわゆるスポンジ系です。