着ぐるみQ&A

 

着ぐるみ製作の工程

着ぐるみができるまで約1.5〜2か月

 

相談から着ぐるみが完成するまで約1.5〜2ヶ月を要します。着ぐるみ制作のプロセスは「設計と型おこし」「原型づくり」「貼り込み仕上げ」「調整」の四つに大きく分かれますが、図面確認に時間を要したり、繁忙期などスケジュールの組み方に問題がある場合は、それ以上の期間を必要とします。
 製作前の図面作成
頭のイメージを確認するためにミニチュアを製作
 
 
仕上げ前の着ぐるみのシルエット
電熱線を使って二人掛かりでスチロールをカット
原型に近い形をカットする

2)成形(原型)
次に図面を元に原寸大の型紙を作成し、型紙に合わせて原型をつくります。発泡スチロール削りや磨き、ウレタンの接合作業などがありますが、型紙は原型づくりの目安程度のもので、被ったり、着用しながら調整します。そのため意外と手間がかかる作業となります。
 
3)仕上げ(張り込み)
原型完成後、ボアや布生地などを接着や縫製していきます。この部門は特に経験が求められます。仕上げイメージに影響するだけでなく、ボア生地など材料代も決して安くないので失敗できません。靴や手などのパースづくりもこの過程でつくります。また、着ぐるみを使わない時に収納しておく袋も制作します。
 
4)調整と検針
ある程度形が見えてきましたので、最後に調整です。「仕上げ」や「安全性」「可動性」「視認性」「強度」などを着用しながら確認し、完成させていきます。

こうやってできる着ぐるみの実質製作期間は約1ヶ月です。その前の図面打ち合わせを含めると約1.5〜2ヶ月を要します。ただし、繁忙期などはスケジュールの組み立てに様々な課題が生じるため、もっとかかる場合も少なくありません。

着ぐるみができるまでの全体の流れ
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