キャラクターについてあれこれメモ

キャラクターの活用(1)

オリンピックのマスコット

 北海道新聞のWeb版によると、オリンピックで公式マスコットが採用されるようになったのは1972年の夏季大会以降なのだとか。でも、その4年前の1968年大会には、マスコットキャラクターらしいものが登場してます。特に、グルノーブル大会(1968仏・冬季)のスキーヤーのマスコットは、なんだコレみたいなデザインで、今年開催されるロンドンオリンピックの「Wenlock & Mandeville」と良い勝負しそうです。ちなみにその当時のオリンピック開催は夏季、冬季が同年開催だったので、メキシコシティー大会(1968ブラジル・夏季)は、赤いジャガーと鳩。ジャガーは伝統工芸品みたいで、オリンピック用にデザインされたものかどうか不明です。公式でないためなのか、キャラクターしての存在はいまいち。でも、不思議なスキーヤーには「Schuss(シュス)」という愛称もつけられていて、マスコットキャラクターとしての役割は果たしています。



 それに対して、1972年開催のミュンヘン大会(ドイツ・夏)のマスコットキャラクターは、「Waldi(ヴァルディ)」という名のダックスフント。5色のシマシマ模様の犬です。ダックスフントはドイツ原産の犬だからでしょうか?アスリートに欠かせない敏捷性や粘り強さがコンセプトみたいですが、はっきりしたことは分かりません。ここで1968年と異なるのは、容易に商品化できるようなデザインになっている点です。実際、ぬぐるみやキーホルダーなどが作られたみたいです。デザイナーはオトル・アイヒャーという人で、ピクトグラム(絵記号)の開発・普及に尽力した、ビジュアルコミュニケーションの先駆者です。
 ところで札幌オリンピックも1972年ですが、ほんの少し早かったようで、キャラクターグッズはありません。


アトランタオリンピック(1996)のIzzy。写真は public domainその後、オリンピックのマスコットが商品化の領域を広げていったのは、現在のオリンピック市場を見ると納得できるところです。その使い方にも厳しく、ライセンスやスポンサー料金も高いオリンピックの商業主義路線に対して批判もありますが、オリンピックは開催地をはじめとして、ビジネスチャンスとなっています。
ぬいぐるみ、キーホルダー、タオル、ピンズ、文具、など様々なマスコットキャラクター商品が販売されています。中でもピンズは、コレクターアイテムとして人気があります。お手頃価格だし、4年に一度だから買っておこうかみたいな感じですね。
キャラクター市場の拡大から考えると、オリンピックにマスコットが登場するようになった頃に比べ、その地位や価値はどんどん高くなっているように思えます。
けれど、莫大なスポンサー代やライセンス代とかあって、そう簡単ではないですが。


■夏季オリンピックマスコット
◎メキシコシティー(1968)
・赤いジャガー
◎(1972)
・ヴァルディ(ダックスフント犬)
◎モントリオール(1976)
・アミク(ビーバー)
◎モスクワ(1980)
・ミーシャ(子熊)
◎ロサンゼルス(1984)
・サム(鷲)
◎ソウル(1988)
・ホドリ、ホスニ(虎の子)
◎バルセロナ(1992)
・コビー(ピレネー犬)
◎アトランタ(1996)
・イジー(たいまつの精)
◎シドニー(2000)
・シド、オリー、ミリー(ワライカワセミ、カモノハシ、ハリモグラ)
◎(2004)
・アティナ、フィボス(神様)
◎北京(2008)
・福娃(フーワー)(ベイベイ、ジンジン、フアンフアン、インイン、ニーニー)(魚、パンダ、聖火、カモシカ、ツバメ)
◎(2012)
・ウェンロック(鉄骨のしずく)


冬季も含めて、くわしくはこちらから

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